〜ALCにタイルを張っている建物〜
ALCにタイル張りの現場で 表面のタイルを 600ピッチ(中のALC板に合わせた60p間隔)でシーリング目地をとっていない建物が多々あります。少し古い物件が多い(14.15年以上前)。
一般的な改修工事では、表面のタイル目地のみを打替をして⇒完了 となります。
しかし、重要なのは タイルの下の ALCとALCの板と板の取合のシーリングです。
万が一 タイルの下で シーリングの破断や不具合または ALC板自体にクラックや欠損があっても発見出来ないのです。ここが一番のポイントです。
新築の時はALCの板間シーリングは ALC屋さんが施工します。板の取付とセットで。
ここで問題があります、それは使用材料です。 今は少し変わってきましたが 一般的にはALCの板間にはアクリル樹脂を主成分とした1成分形エマルションタイプのシーリング材を使用するのです。さらに問題があります。アクリルは非常に痩せやすい材料なのに、施工する職人さんの多くが 丸い形のヘラで面ずらいっぱいではなく最初から”えぐり込んだ”ように 仕上げていくのです。
それから 10年15年経過したら さらに痩せます。しかし、タイルを研ってシーリングの打替まではしません。
二番目のポイントは基礎です。
基礎とALCの取合は 雨漏りポイントです。
理想的施工方法を書きます。
@基礎にALCを載せていくタイミングで 基礎の天端にシーリング(合番)
A基礎とALCの取合部を外側からシーリング施工
B基礎を左官でだきおこしてモルタル部とALCの取合をシーリング
C基礎部の防水
ここまでするゼネコンの存在します。(よいと思います)
しかし多くの建物がAかBのみでおさまっているのが現状です。
ここは、結構重要なポイントです。
では、どうしましょう!?
タイル張りといっても 正確には タイルとタイルの間に目地があり この目地は雨水で濡れます。
つまり水を通します。 だったら最低でも撥水材で目地に雨水を沁見込ませないようにするか、がっちり”袋”にして雨水から建物を守りましょう。 このように考えてご提案させていただくことが多いのです。
今回の現場もセブンS 防水材塗布 しました!!
本日 足場解体!!
〜セブンS 防水材塗布〜
セブンSの劣化 どこまで行くのかな?
最適はご提案の為に 日々勉強中。
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《Pシール#正しく#美しいシーリング#チー
2019年08月10日
#セブンS #ALC+タイル 理想の施工方法は???
posted by P at 20:48| 日記
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